
首都圏外郭放水路の見学に行って来ましたよ~!

おっ、テレビで見たことある地下神殿みたいなところかな?
「実は、東京には地下神殿があるらしい・・・。」
そんな話を聞いたことはありませんか?
これは都市伝説ではなく、本当にあるんです!(正確には東京ではなく、埼玉県春日部市にあります。)
今回は、地下深くに存在する地下神殿こと、『首都圏外郭放水路』の見学に行ってきました。非現実的な地下空間の様子やおすすめコース、アクセス方法などについて解説します。
ぜひ最後までご覧ください。

2025年8月に見学した時の内容となります。
『首都圏外郭放水路』とは?

『首都圏外郭放水路』(しゅとけんがいかくほうすいろ)とは、首都圏における水害を軽減することを目的として建設された洪水防御施設です。
場所は埼玉県春日部市の国道16号線の地下約50m地点にあり、世界最大級の地下放水路です。
中川・綾瀬川などの洪水を取り込んで、全長6.3kmのトンネルを通じて江戸川へ排水し、周辺地域の浸水被害を劇的に減らしています。

2006年に完成してから、被害を大幅に減らしてくれているのです。
調圧水槽にある巨大な柱が並ぶ光景から『地下神殿』と呼ばれ、ドラマや映画の撮影地として使われています。
(出典:Wikipediaより)

こないだ見たドラマに出てきてたような・・・?
『首都圏外郭放水路』へのアクセスは?

『首都圏外郭放水路』は埼玉県春日部市にあります。アクセス方法を確認しましょう。
1.車で行く場合
車で行く場合は以下となります。
- 圏央道 幸手IC及び五霞ICから約30分(約15キロメートル)
- 東北自動車道 岩槻ICから国道16号を野田方面に約30分(約17キロメートル)
- 常磐自動車道 柏ICから国道16号を野田方面に約40分(約20キロメートル)
※最寄り駅から結構距離がありますので、車を利用するのがおすすめです。
2.電車で行く場合
電車で行く場合、最寄り駅は東武アーバンパークライン 南桜井駅になりますが、駅からかなり離れているので歩くと40分程度かかります。
南桜井駅北口から春日部市コミュニティバスが出ていますが、あまり本数が多くないため、事前に確認してから利用する必要があります。(春日部市コミュニティバスの公式サイトはこちらです。)
また、駅からタクシーを利用する場合でもタクシーが不在の場合があるそうなので、事前に連絡しておく方が確実です。

電車で行くなら時間をよく確認する必要がありそうだな。

ちなみに自分は春日部駅まで電車で行って、春日部駅からカーシェアリングを利用して行きましたよ。
見学コースの種類は?
『首都圏外郭放水路』の見学コースは、なんと全部で7つもあります。(2026年2月現在)
開館時間は10:00~16:00(見学会の最終終了時間は17:00)で、全てのコースで事前に予約が必要です。
| コース名 | 所要時間 | 定員 | 参加料金 | 見学内容 |
|---|---|---|---|---|
| 地下神殿コース | 約55分 | 50名 | 1,000円 | 1階ロビーパネル説明、調圧水槽 |
| 立坑体験コース | 約110分 | 20名 | 3,000円 | 展示室、調圧水槽、第1立坑 |
| ポンプ堪能コース | 約100分 | 20名 | 2,500円 | 展示室、ポンプ室、調圧水槽 |
| インペラ探検コース | 約110分 | 20名 | 4,000円 | 展示室、調圧水槽、調圧水槽奥部インペラ |
| アドベンチャー体験コース | 約240分 | 16名 | 15,000円 | 展示室、ポンプ室、第3立坑、第1立坑、調圧水槽、調圧水槽奥部インペラ ※11月~5月開催 |
| マインクラフト防災学習コース | 約120分 | プレイヤー20名 | 4,000円 | 防災学習、調圧水槽 |
| 流域治水ライトアップコース | 約55分 | 50名 | 1,500円 | 1階ロビーパネル説明、調圧水槽、ライトアップ |

たくさんコースがあって迷うな。
初めて見学される方におすすめのコースは、やはり『地下神殿コース』です。公式HPにも「大人気!地下神殿コース」と書かれており、地下神殿と呼ばれている調圧水槽をじっくり堪能できます。
『地下神殿コース』以外のコースは開催日時が限定されていたり、定員数が少なくすぐに予約が埋まってしまうので、気になる方は公式HPで開催日時をご確認ください。

自分は大人気の『地下神殿コース』に行ってきましたよ~!
『地下神殿コース』の内容

それでは『地下神殿コース』の見学内容をご紹介します。
こちらの庄和排水機場という建物は、見学の受付場所である『龍Q館』 (りゅうきゅうかん)があります。
龍Q館で受付
龍Q館に入ると、入り口すぐのところにスタッフの方がおられるので受付を済ませます。

受付の横ではクレヨンしんちゃんの像がお出迎えしてくれます。しんちゃんが抱いているのは埼玉県民の鳥として指定されている「シラコバト」をモチーフにした「コバトン」だそうです。

『クレヨンしんちゃん』の舞台は埼玉県春日部市だからな。

コバトンかわいいなぁ。
1階ロビーのパネルで説明

受け付けを済ませたら、見学開始時間まで少し館内を見ながら待ちます。時間になると、こちらの1階ロビーのパネル前で、まずは説明が始まります。

このパネルを見ながら、地下神殿コンシェルジュの方による施設の概要や取り組みについて説明を受けます。
説明して下さる内容は各設備の役割に加えて、首都圏外郭放水路が作られた経緯や水害発生時の稼働実績など、知らない事ばかりでとても勉強になりました。

自分は足立区に住んでいるので、説明を聞いてこの設備達に水害から守って貰ってたんだなぁーと思いました。

感謝だな。
地下神殿『調圧水槽』の入り口へ移動
次は地下神殿こと「調圧水槽」への入り口に移動します。龍Q館から調圧水槽の入り口までは約200mほど距離があり、屋外を徒歩で移動します。(屋根はありません。)
屋根はない道を歩くため、雨が降った時や真夏の日差し対策用に傘の貸し出しサービスがあります。

自分が行った時は真夏だったので、徒歩3分程度といえど炎天下の日差しが厳しかったです💦

傘を借りればよかったものを。

3分ほど歩くと、地下神殿へと降りる階段の入り口に到着しました。さぁ、この入り口から別世界へと参りましょう。
ちなみにこの階段は、約100段あります。エレベーター・エスカレーターはありませんので、別世界へ行くためには自力で歩行しなければなりません。

行きはよいよい 帰りはこわい・・・
地下神殿『調圧水槽』の見学
約100段の階段を降りると、いよいよ地下神殿のお出ましです。
最初にスタッフの方から説明を受けてから、自由見学の時間となります。
じゃーーーん

なんということでしょう、柱、柱、柱・・・。神殿を支える無数の柱がそびえ立っています。
この日は気温が30度を超える真夏日でしたが、この地下空間はめちゃくちゃ涼しくて快適でした。

ご覧ください、この美しい造形美を!うっとりしちゃいます。

なんと、これはまさに地下神殿だな。

いやー、圧巻でした。テンション上がりました!

水害が発生して放水路が稼働した時は、この柱に記載されている線の部分まで水が溜まるのだそうです。凄い水量ですよね。

スタッフの方が教えてくださったのですが、夏場は床面が水たまりになっている箇所が多く、柱が水たまりに反射して幻想的な写真が撮れます。(私は写真の撮り方がイマイチなので、いい感じでなくてスミマセン💦)
階段を上って『調圧水槽』の入り口へ
見学が終わったら、地上へ戻るために約100段の階段を昇ります。

約50名が1列に並んで上っていきますが、中にはキツくて途中で止まって休んでいる方もおられました。(最後尾にスタッフの方が付いて見守ってくださいます。)

あまり運動しない大人には階段100段はハードだな。

しんどさも含めて楽しめました♪

無事に地上に戻って来たら『地下神殿コース』は終了となり、この場で解散となります。
おまけ
龍Q館の2階には展示室や地底体感ホールがあり、予約なしで自由に見学することができます。外郭放水路の機能や役割についても学べるので、是非立ち寄ってみてください。

展示室では、こんな写真も撮れちゃいます。(はしゃいでおりスミマセン。)

後ろに写っているのは操作室で、施設稼働時はここで操作されるそうですよ。
見学にあたっての注意点

非現実的な世界が体験できる魅力的な『首都圏外郭放水路』の見学ですが、見学する際に感じた注意点が幾つかあります。
階段約100段の昇り降りがある
地上から地下神殿『調圧水槽』への移動は、約100段の階段を使用します。
エレベーター・エスカレーターは設置されていないため、自力で歩行できる方のみ参加可能となります。
そして、なるべく歩きやすい靴と服装で行く方がよいと思いました。

下りはともかく、上りが結構キツイっす!
壁や床が濡れていて滑りやすい箇所がある
『調圧水槽』として使われている施設なので、壁や床は濡れている箇所があります。また、次期によっては水溜まりが多い場合があり、汚れる可能性が高いです。
服や靴が汚れる可能性があるため、汚れても構わない格好で参加されることをお勧めします。

履き古したスニーカーを履いていこうかな。
施設稼働時には見学内容が変更になる
水害の恐れが見込まれて施設が稼働している時には、コースの一部が変更になります。その場合、コース内容の変更による参加料金の変更・払い戻しはありませんので、予めご了承ください。
(施設稼働時の見学なんて滅多に見られるものではなく、めっちゃレアな状態が見られるので、それはそれでラッキーじゃない??と思ってしまうのは私だけでしょうか・・・?)
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他にも確認しておくべき点がありますので、見学コースに参加される方は、事前に公式HPで必ず注意事項をご確認ください。

注意する点を踏まえて準備して、楽しく見学参加しましょう♪
まとめ

いかがでしたでしょうか?
それでは首都圏外郭放水路の見学についてのまとめです。
●首都圏外郭放水路は、首都圏の水害を軽減することを目的として建設された洪水防御施設
●首都圏外郭放水路へのアクセスは、最寄り駅から離れているため、電車で行く場合は事前に時間やバスの時刻を要確認
●首都圏外郭放水路の見学コースは7つあり、『地下神殿コース』がおすすめ
●地下神殿のような『調圧水槽』は見応え抜群
●約100段の階段の昇り降りや、水で滑りやすい箇所などの注意点あり
地下空間にそびえ立つ巨大な柱たち、地下神殿の迫力をぜひ体験してみてください。
防災についても学ぶことができるので、大人も小さなお子様も楽しめると思います。

うむ、予約するか。

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