『夢をかなえるゾウ』って知ってる?
なになに? ぞうさんのお話なの??
ちょっと不思議なゾウの神様が出てくるお話だよ~。ずっと読みたかった本『夢をかなえるゾウ』を紹介するよ!
皆さんは『夢をかなえるゾウ』という本をご存知でしょうか?
『夢をかなえるゾウ』は、2023年6月現在、全5作品発刊されている大人気シリーズの、第1作目にあたります。
自分は今まであまり本を読む習慣がなかったのですが、2年前に転職したことをきっかけに、読書をするようになりました。現在はひと月に2~3冊程度読んでいます。
今回は、ずっと気になっていた『夢をかなえるゾウ』についてご紹介します。
この記事を読めば、『夢をかなえるゾウ』とはどんな本なのか?どんな人におすすめなのか?ということが分かります。ぜひ最後まで読んでみてください。
『夢をかなえるゾウ』とは
『夢をかなえるゾウ』は、2007年8月29日に飛鳥新社より出版された、水野敬也さんによる自己啓発本・ビジネス書です。
シリーズ累計430万部を突破している、大人気『夢をかなえるゾウ』シリーズの第1作目です。
2008年には、小栗旬さん主演で単発のテレビドラマ化されています。(これは知らなかったので、かなり見たいです!)
同時期に水川あさみさん主演で連続テレビドラマ化もされていたのよ。
ゾウの神様役は古田新太さんよ~。
著者の水野敬也さんは、ブログ『ウケる日記』も運営されています。興味のある方はぜひ覗いてみてください。
『夢をかなえるゾウ』ざっくりとしたあらすじ
『夢をかなえるゾウ』は一体どんな話なのでしょうか?ざっと分かるように、主な登場人物と大まかなあらすじについて解説します。
登場人物
- 僕(氏名不詳)
本作の主人公。平凡な、ちょっと冴えない会社員。「人生を変えたい」と思って3カ月前にインドへ旅行に行った時に、お土産売り場にあったゾウの神様の置き物を買ったことがきっかけで、ある日ガネーシャと出会う。 - ガネーシャ
人間の体にゾウの鼻、4本の腕を持つ変わった神様。なぜかコテコテの関西弁を話す。多くの偉人を育ててきた(らしい)。甘いものが好きで、主人公との出会いであんみつが好物になった。 - 釈迦
ガネーシャ曰く「ワシのダチ」、神様。フジヤマに乗りたくて、ガネーシャたちと一緒に富士急ハイランドに行った。見た目はベレー帽を被ったひょろりと背の高い初老のおっさん。
あらすじ
主人公は、どこにでもいる普通のサラリーマン(一人称は「僕」)。「成功したい、変わりたい」と思っているが、自己啓発本を読んでも三日坊主で終わってしまい、失敗し続けてきた。
ある日、会社の先輩の友人が開いたパーティーで、有名人や成功した実業家たちの華やかな世界を目の当たりにし、自分の住んでいる世界との差を痛感する。その夜泥酔し、インド旅行で買った象の置き物に「変わりたい」と号泣しながら頬ずりをする。
翌朝、象のように長い鼻で関西弁を話す奇妙な化け物が枕元に現れた。置き物から化けて出てきた神様・ガネーシャであった。
主人公はガネーシャに振り回されながらも、夢を成すためにガネーシャから与えられた課題を行うことになる。
『夢をかなえるゾウ』ガネーシャからの課題
自分を変えるたいという想いからガネーシャと契約した主人公は、毎日一つずつ出題される課題に取り組んでいきます。
物語を読み進めながら、読者自身も課題を一緒に実践していこう!という趣旨が「本書の使い方」というページに記載されています。
ガネーシャから出題される課題は全部で24個と、最後にスペシャルな課題があります。一見すると「え?こんな簡単なことでいいの?」とか、「これ、成功することと関係ある、、?」と思うものもあります笑。
でも、これらの課題は過去に大きな仕事を成し遂げた偉大な人たちが実践した課題なのです。課題を実行することで効果を実感できるのです。
私も読みながら課題を一つずつ実践しましたが、中には行動できなかったものもありました。ガネーシャからの課題の一部を、実践できたもの・できなかったものに分けてご紹介します。
ガネーシャからの課題|実践できたもの
🐘 トイレ掃除をする
私は普段からトイレ掃除をする習慣があったので、この課題は特に抵抗がありませんでした。トイレ掃除について、ガネーシャはこう言っています。
「トイレを掃除する、ちゅうことはやな、一番汚い所を掃除するっちゅうことや。人がやりたがらんことをやるからこそ、一番喜ばれるんや。一番人に頼みたいことやから、価値が生まれるんや。」
『夢をかなえるゾウ』より引用
なるほど。これを知ってから、普段のトイレ掃除がとても価値のあることに感じてきました。
ちなみにパナソニックを一代で築き上げた松下幸之助さん(ガネーシャ曰く「松下の幸ちゃん」)は、誰よりも早く会社に行って、仕事する前にまずトイレ掃除をしていたそうです。
🐘 運が良いと口に出して言う
この課題は、現在も一番意識して実践している課題の一つです。ガネーシャはこう言っています。
「他人が起こす出来事、身の回りの環境で起きる出来事は全部自然の法則どおりに発生しとる。自分が望む結果を出すには、自分を変えるしかあらへん。だから『すべての責任は自分にある』なんや。」
「自分にとってうれしゅうないことが起きても、まず嘘でもええから『運が良い』て思うんや。脳みそが勝手に運がええこと探し始める。自分に起きた出来事から何かを学ぼうと考え出すんや。そうやって自然の法則を学んでいくんや。」
『夢をかなえるゾウ』より引用
私は昔から間の悪いところがあり、「なんで自分だけ、、ツイてないなぁ。」とネガティブ思考に陥りがちでした。でも、この『すべての責任は自分にある』という考え方を知り、まさに目からウロコがザザーッと音を立てて落ちました。
以来、仕事でミスをして落ち込んだ時も、「この失敗のお陰で学習できたから、さらに大きな失敗をせずに済んだ。私は運がいい。」と口に出して、前向きに捉えることができました。(成長したなぁ、、涙)
ちなみに『すべての責任は自分にある』という言葉を残したのは、またもや松下の幸ちゃん(松下幸之助さん)です。
松下幸之助さんの言葉に感銘を受けたので、ぜひ松下さんの本も読んでみたいです!
🐘 明日の準備をする
「結果を出すためには、事前の綿密で周到な準備が重要である。」ということを教えてくれる課題です。この課題を見た時、私はあることを思い出しました。
鉄道員時代、心から尊敬できる数少ない上司がいました。その人がよくこう言っていたのです。「仕事なんてもんは、あーでもない、こーでもないと胃が痛くなるほど考えて準備しとくんや。ほんで、当日は楽観的に迎えたらいい。」(関西弁で紛らわしいですが、ガネーシャじゃないです)
ちょっと偏った言い方ですが、上司から「事前準備の大切さ」を教わり、意識して仕事をしてきました。なので、やっぱり前もって準備しておくことは、重要なことなんだと改めて認識しました。
ガネーシャからの課題|実践できなかったもの
次に挙げるものは、実践できなかった課題たちです。
🐘 自分が一番得意なことを人に聞く
⇒ 誰に聞いてよいか決められず、実践できず✖
この課題について、ガネーシャはこう言っています。
「自分では得意分野や思てても、人から言わしたら全然違てることてあるからな。」
「自分の仕事が価値を生んでるかを決めるのはお客さん、つまり自分以外の誰かなんやで。」
『夢をかなえるゾウ』より引用
確かに、誰かが迷ったり悩んだりしていると「こうすればいいのでは。」と客観的に見えるのに、自分のこととなると途端に分からなくなってしまいます。
🐘 ただでもらう
⇒ 「タダで貰う」のは想像以上にハードルが高く、実践できず✖
これは、「人から助けて『もらう』人たちには、そうされるだけの理由や価値がある。人から何かを『もらう』ためには、自分の言動や人とのコミュニケーションに気を遣うようになる。」ということに気付かされる課題です。
🐘 プレゼントをして驚かせる
⇒ どうしようもなくサプライズが苦手なので、実践できず✖
「お客さんの一番喜ぶんはな、『期待以上だった時』やねん。予想を超えたるねん。ええ意味で裏切んねん。」
「取引先や、上司も部下も、ある意味でお客さんなんやで。頼まれた仕事や、期待されてることを、ほんの少しでも超える結果出してみい。評価も上がって、次から使てもらえたり、尊敬されたりするもんやで。」
『夢をかなえるゾウ』より引用
と、ガネーシャは言っていました。なるほどな~、と頷きまくでしたが、これも実践ならずでした、、涙。
この3つは、自分一人では完結せず、誰か人に頼まないとできない課題でした。
自分の苦手は「人に依頼する、助けてもらう」ことなんだと認識しました💦
人に頼るのが苦手な人、意外と多いんじゃないかな~。
『夢をかなえるゾウ』を読んだ感想
『夢をかなえるゾウ』を読み終えた感想です。
「啓発本」と聞くと、なんだかお固いイメージですが、この本は全くそんなことはありません。ゆるくて、「ふざけてるよね?」としか思えないガネーシャの言動が面白おかしく、肩肘張らずに(途中でツッコミ入れながら)読み進めることができました。
所どころで出てくる、ゆる~い挿絵(表紙と同じタッチの落書き風なイラスト)もいい味を出していて、「啓発本」というよりは一つの愉快な「読み物」を読んでいる感覚でした。
ガネーシャから出される課題は、一つ一つを見ると小さなことなので、最初は主人公と同じように「本当にこれをやっていけば変われるのか、、?」と疑問に思いました。でも、課題に取り組んでいく中で新たな気付きがあり、考え方や物の見方が変わりました。
私はもともと根っからのネガティブ思考・ひねくれ人間でしたが、『夢をかなえるゾウ』を読んで、ポジティブ度と素直さが30%アップしました。(当社比)
昔はほんとに後ろ向き思考な人間でした💦なんやかんやで今はだいぶマシな大人になってきたと思います。
まともさが3割増しだね。
『夢をかなえるゾウ』はこんな人におすすめ
『夢をかなえるゾウ』は、こんな人におすすめしたい本です。
『夢をかなえるゾウ』を読む方法
『夢をかなえるゾウ』は、楽天、Yahoo!、Amazonでそれぞれ購入可能です。普段よく使っているサイトで購入すれば、初期登録などは不要でポイントも貯まるので、お得ですね。
まとめ
『夢をかなえるゾウ』を読んだ感想|「変わりたい」なら今日から課題をやろう! のまとめです。
- 『夢をかなえるゾウ』は、2007年8月に発刊された大人気シリーズの第1作目
- 『夢をかなえるゾウ』は、主人公が成功するため、象の神様であるガネーシャから与えられた課題に取り組むというあらすじ。
- 『夢をかなえるゾウ』は、ガネーシャからの課題を読者自身も取り組むことで、効果を実感し、成長して変わることができる。
- 『夢をかなえるゾウ』を読んで、筆者はポジティブ度と素直さが3割増した。
面白おかしく気軽に読めちゃう『夢をかなえるゾウ』の魅力が伝わったでしょうか?まだ読んだことがない方は、この機会にぜひ読んでみてくださいね。
「面白かった。2作目も気になる!」という方は、こちら第2作目『夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神』についての記事もご覧ください。
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